文部科学省が11日に公表した2008年度の学校保健統計調査速報によると、視力1・0未満の割合が、幼稚園児で28・9%(07年度26・2%)、小学生29・9%(同28・1%)、中学生52・6%(同51・2%)と、それぞれ過去最高となり、視力悪化が続いていることが分かった。
視力0・3未満の児童生徒の割合も増え、文科省は「小さいころから、テレビやゲーム、パソコンなどに触れる機会や時間が増えているからでは」とみている。
速報によると、視力0・3未満の幼稚園児は0・8%(前年度0・5%)、小学生は7・1%(同6・5%)。中学生になると22・4%(同20・3%)となった。
高校生は視力1・0未満が58・0%、うち0・3未満が28・4%で、過去最高ではなかったが、いずれも前年度から増えた。
(共同)