【ストックホルム10日共同】ストックホルムでのノーベル賞授賞式を終えた物理学賞の小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授(64)と、益川敏英・京都大名誉教授(68)、化学賞の下村脩・米ボストン大名誉教授(80)の3人は10日夜(日本時間11日未明)、ストックホルム市庁舎に移動し、ノーベル財団主催の晩さん会に出席した。
また、授賞式を欠席した物理学賞の南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(87)には10日、同大で開かれた式典で、スウェーデンのハフストロム駐米大使からメダルと賞状が授与された。
晩さん会が行われた市庁舎は王宮と並びストックホルムを象徴する建物。小林さんら3人と妻らは、スウェーデンのカール16世グスタフ国王ら王室関係者とともに、出席者約1300人に囲まれ、華麗な一夜を楽しんだ。
食事の後には、物理学、化学、医学生理学、文学、経済学の各賞の順で、受賞者がスピーチを行い、舞踏会も開催。
下村さんの妻明美さんはグスタフ国王の斜め前に、小林さんは王妃の隣に座った。