2008年12月11日(木) 23時49分
痴漢無罪主張の防大教授 判決見直しの可能性 最高裁 (産経新聞)
電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして強制わいせつ罪に問われ、無罪を主張している防衛医科大学校教授(63)=休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は、弁論を来年3月3日に開くことを決めた。書面審理中心の最高裁で判決変更の際に必要な弁論が開かれることで、教授を懲役1年10月の実刑とした1、2審判決が見直される可能性が出てきた。
1、2審判決などによると、教授は平成18年4月、小田急線の電車内で、女子高生=当時(17)=の下着の中に手を入れるなどした。弁護側は「被告の指から下着の繊維が検出されていない」などと主張したが、判決は「下着に触れたのは短時間で、繊維が付着しにくい状況だった」となどと退けた。
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