2008年12月10日(水) 21時36分
北が中国案を拒否=「全く進展なし」と米次官補(時事通信)
【北京10日時事】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は10日夜、記者団に対し、「全く進展がなかった」と語り、合意がないまま休会入りする可能性が高いとの見通しを示した。同次官補によると、中国が提示した核検証枠組みの文書案に基づく交渉を北朝鮮が拒否しているという。
ヒル次官補は「北朝鮮は草案を協議のたたき台として使うことに反対している」と説明。「検証合意の達成に向けた食い違いが縮まっておらず、正しい方向に進んでいない」と述べるとともに、「合意がなければ、中国が休会を宣言するだろう」との見方を明らかにした。
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