2008年12月09日(火) 18時44分
米国務省訪れライス長官と意見交換 ヒラリー・クリントン氏(産経新聞)
【ワシントン=有元隆志】次期米国務長官に指名されたヒラリー・クリントン上院議員は8日、指名後初めて国務省を訪れ、省内に設置されている政権移行チームから説明を受けた。
国務省当局者によると、クリントン氏は8日夜にはワシントン市内で、ライス国務長官と夕食をともにした。内容は明らかにされていないが、円滑な引き継ぎに向けて意見交換したものとみられる。
ライス長官は7日のテレビ出演で、ヒラリー氏指名を「素晴らしいこと」と語っていた。
クリントン氏は就任に向け人事にも着手しており、AP通信によると、国務副長官には、クリントン前政権で大統領次席補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたジェームズ・スタインバーグ氏が起用されることがほぼ固まった。
このほか、大統領予備選の選対責任者を務めたマギー・ウィリアムズ氏をはじめとして、クリントン氏の側近や外交顧問らが多く国務省入りするのではと取りざたされている。
上院で承認されれば、クリントン氏はオルブライト氏、ライス氏に続いて女性として3人目の国務長官となる。
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