2008年12月09日(火) 03時09分
トヨタ連結営業利益、6千億円を下回る可能性…3月期決算(読売新聞)
トヨタ自動車の2009年3月期決算で本業のもうけを示す連結営業利益が、11月6日の08年9月中間決算発表時に公表した6000億円をさらに下回る可能性が出てきた。
販売状況や為替相場が現在の水準で推移すれば、08年10月〜09年3月の下期業績が営業赤字に転落し、再度の下方修正を余儀なくされる可能性もあるという。
トヨタは上期の営業利益が5820億円あり、世界的な景気悪化を受けた11月6日の発表では、下期の営業利益が180億円になると大幅減速を予想していた。
しかし、市場の冷え込みはトヨタの想定を超えている。11月の新車販売市場は米国で前年同月比36・7%減、日本でも軽自動車を除き27・3%減と大幅に下落し、「底が見えない」(トヨタ幹部)状況だ。
為替相場も、下期で想定した1ドル=100円よりも5円以上の円高水準で推移。対ユーロも大幅な円高に振れている。トヨタは、対ドルの円相場が想定より1円高となれば、営業利益が年間で約400億円減るとされる。損失回避策をとっても、現在の水準が続けば減益要因になるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000004-yom-bus_all