中国地方の最高峰、鳥取県の国立公園・大山(1、729メートル)のブナ25本に、名前や相合い傘が彫られているのが9日、環境省米子自然環境事務所の調査で分かった。地元住民から通報があり、10月に調査した。
事務所によると、自然公園法の特別地域に指定された場所で、伐採は禁止されているが、損壊についての規定や罰則はないという。
県道脇の12本と登山道脇の13本で、鋭利な刃物で彫られていた。彫られた日付や傷の状態から10—20年前に付けられたものが多いという。
事務所は「罰則はなくてもマナーの点で問題。巡視強化やチラシなどでの呼び掛けを検討したい」としている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081209-OHT1T00126.htm