九日午後零時五分ごろ、大阪発長崎行きの日航2375便が大阪空港の西約八十キロの上空で激しく揺れ、客室乗務員の女性二人が腰や足を骨折するなどの重傷を負った。乗客にけがはなかった。国土交通省は航空事故調査官二人を派遣し、原因を調べる。
日航は「乱気流に巻き込まれたのが原因とみられる」と説明している。
国交省や日航によると、同機には幼児三人を含む乗客六十六人と乗務員七人が乗っていた。午前十一時三十四分に大阪空港を出発し、約三十分後、高度約七千九百メートルを上昇中に揺れたという。シートベルトサインは点灯していなかった。
重傷の二人はいずれも機体後部で立ったまま、ドリンクサービスの準備をしていた。同機は午後一時三分に長崎空港に着陸し、二人は長崎県大村市内の病院に運ばれた。
機体に異常はなかったが、同じ機体を使用する折り返しの長崎発大阪行きが欠航した。