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2008年12月09日(火) 21時10分

<緊急雇用対策本部>再就職支援などで設置…厚労省毎日新聞

 厚生労働省は9日、派遣労働者の期間途中での契約解除が相次ぐなど、雇用情勢の悪化を受け、再就職支援などを進める緊急雇用対策本部(本部長・渡辺孝男副厚労相)を設置した。労働関係の各局長らで構成し、派遣切りされた労働者の住居や雇用保険問題、内定取り消しになった学生の就職支援などに幅広く対応する。

 渡辺副厚労相は初会合で「(経済は)100年に1度の恐慌になりかねない入り口の状態。オール厚労省で的確な対応に取り組まねばならない」とあいさつ。契約を解除しても寮などを退去させず、そのまま無償で住まわせた事業主には月6万円程度の助成を行うなど、年内に取り組む支援策の説明があった。助成は2次補正予算でまかなわれる予定だが、年末までには対処できるように枠組みを決めるという。【東海林智】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000139-mai-pol