2008年12月09日(火) 21時06分
1年以上前から不正始める?=振り込め口座解除事件−埼玉県警(時事通信)
振り込め詐欺に使われた銀行口座から不正に預金が引き出された事件で、京都家裁書記官広田照彦容疑者(35)=偽造有印私文書行使容疑で逮捕=がかかわった疑いがある偽造書類が1年以上前から、別の裁判所に送付されていたことが9日、埼玉県警の調べで分かった。
調べによると、偽造された裁判書類は昨年9月、大阪地裁に送付されていた。書類には、広田容疑者が戸籍を新設する「就籍」の手続きを悪用して仕立てたとみられる「馬場」という名前が記載されていた。
今年9月から10月にかけ、「馬場」姓の男に凍結口座の債権があるとした偽造判決文が、複数の裁判所に送付されていたが、不正はそれよりも1年以上前に行われていた可能性が強まった。
【関連ニュース】
・
偽造判決文に「裁」の印=振り込め口座解除事件
・
書記官逮捕「とんでもない話」=振り込め口座凍結解除
・
架空口座利用の可能性=家裁書類偽造し、開設か
・
他の裁判所にも偽造判決文=書記官の関与捜査
・
京都家裁書記官逮捕=判決偽造、振り込め口座解除関与か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000208-jij-soci