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2008年12月09日(火) 19時41分

分権委勧告に国交相や厚労相が慎重姿勢、党内に凍結論も読売新聞

 麻生首相は9日の閣僚懇談会で、政府の地方分権改革推進委員会(委員長・丹羽宇一郎伊藤忠商事会長)が8日に決定した国の出先機関の統廃合を柱とする第2次勧告について、「勧告に沿った見直しを進めてほしい」と指示した。

 これに対し、統廃合対象の出先機関を抱える金子国土交通相、舛添厚生労働相らはその後の記者会見で、慎重に検討する姿勢を示した。

 一方、9日の自民党の国土交通部会では、勧告への反発が相次いだ。旧建設省出身の脇雅史参院議員は「経済が大変な時期なので分権はやめたほうがいい。百害あって一利なし。勧告はお蔵入りにすべきだ」と述べた。別の議員からも「分権委を廃止すべきだ」などの声が出た。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000043-yom-pol