2008年12月08日(月) 03時05分
母に心配かけたくない、と留守中に遺体遺棄…勝木容疑者(読売新聞)
千葉県東金市田間、看護師成田多恵子さん(38)の次女で保育園児幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同市東上宿、無職勝木(かつき)諒(りょう)容疑者(21)が、「遺体を捨てたのは、(同居している)お母さんに心配をかけてはいけないと思ったから」と供述していることが分かった。
東金署捜査本部は、母親が仕事から帰ってくると見つかると思い、慌てて遺体や着衣を近くに捨てたとみて、幸満ちゃん死亡の経緯を調べている。
捜査幹部によると、勝木容疑者は「女の子が自宅についてきて、気がついたらぐったりしていた」と供述しており、遺体を自宅マンションから約100メートル離れた路上に遺棄したり、着衣をマンション脇の駐車場に捨てたりした理由について聞かれ、母親に心配をかけないことを挙げたという。
勝木容疑者は母親と二人暮らし。母親は事件があった9月21日昼、自宅近くの飲食店で働いていた。
遺体などを捨てた状況について、勝木容疑者は「服と靴を入れたレジ袋を部屋の窓から投げ、その後、遺体を白い建物(プレハブ小屋)の前に置き、来た道とは別の道で帰った」と話している。だが、幸満ちゃんが死んだ状況や服を着ていなかった理由については、「覚えていない」とあいまいな受け答えをしているという。
東金署捜査本部は7日、勝木容疑者を千葉地検に送検した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081207-00000048-yom-soci