2008年12月07日(日) 20時22分
アテネで「黒覆面団」が暴徒化、ギリシャ各地に広がる(読売新聞)
【アテネ=熊田全宏】ギリシャの首都アテネ中心部で6日夜から7日にかけ、警察と衝突した黒覆面の一団が暴徒化、観光客に人気のあるエルムー通りの商店のショーウインドーなどを破壊したり、放火したりした。
暴動は北部テッサロニキ市など5都市に拡大した。
警察の発表では、約30人の黒覆面の一団が、アテネ市内をパトロール中の警官と口論の末、ビールの空き瓶や石を投げたのが発端。警察側の発砲で16歳の少年が死亡し、一団は、応援に駆けつけた特別機動隊と衝突した。AP通信によると、警察官24人が負傷、6人が逮捕された。
黒覆面団は、大半が極右、極左の過激派。警察国家反対や反グローバル化などを唱え、労組や学生らのデモにも加わって、しばしば騒動を起こしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081207-00000030-yom-int