2008年12月07日(日) 21時25分
<北朝鮮拉致>家族会が解決訴え集会 6カ国協議再開を前に(毎日新聞)
8日の北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議再開を前に、拉致問題に関するシンポジウムや集会が7日、東京都内などで開かれた。参加した拉致被害者の家族らは「拉致問題の進展がなければ、協議から離脱する覚悟で臨んでほしい」などと、早期解決を訴えた。
拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(70)は都内のシンポで「今年こそはと思い、毎年が過ぎてしまった。日本政府はやる気があるのかと感じる」と語った。政府の対策本部の河内隆・総合調整室長も講演し「拉致問題の解決なしに国交正常化はあり得ない」との方針を改めて説明した。
シンポ後、飯塚代表は6カ国協議について「(北朝鮮の態度に)我々は一喜一憂しない。日本ははっきりと強い態度を表明してほしい」と話した。
また、神奈川県藤沢市で開かれた集会では、家族会の増元照明事務局長(53)が「日本が一歩も引かぬ考えを示せば、北朝鮮はもちろん、日本の金をあてにしている他の国々も慌てるはずだ」と話した。【曽田拓、永尾洋史】
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