千葉県東金市の成田幸満ちゃん(5)死体遺棄事件で、犯行は狭いエリアで短時間に行われており、東金署捜査本部は現場に土地勘があるか、付近に居住している人物が関与したとみて捜査。周辺の不審者の洗い出しを進める中で、21歳の男が浮上したという。
捜査本部によると、幸満ちゃんが最後に目撃されたのは、遺体の遺棄現場から約300メートル離れた病院にいた9月21日午前11時20分ごろ。その約1時間後の午後0時25分すぎには、遺体で発見されている。
午後2時半ごろには、遺棄現場と病院のほぼ中間にあるマンション駐車場で、衣服や靴が入ったレジ袋2つが見つかった。
さらに、遺棄現場に午後0時10分ごろまでは遺体がなかったことが確認された。幸満ちゃんは直径約300メートルの範囲内で何らかの事件に巻き込まれ、わずか15分の間に遺棄された可能性が高いことが分かった。
捜査本部が、この範囲内を集中的に聞き込み捜査したところ、マンションに住む21歳の男が浮上。捜査本部は6日朝に任意同行を求め、事情聴取を始めた。
捜査本部はこれまでも何度か男からアリバイなどについて事情を聴いたが、話に食い違いや矛盾があるという。