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2008年12月03日(水) 18時09分

懸賞に当選メールで現金詐取 被害8百万、新たな手口か東京新聞

 懸賞に当選したと虚偽のメールを送り、現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は3日、詐欺容疑で茨城県河内町下加納、無職石津賢一容疑者(27)=詐欺罪などで起訴=を再逮捕、新たに内縁関係の無職木内麻美容疑者(27)=千葉県神崎町小松=を逮捕した。

 同様の手口が摘発されたケースは過去になく、捜査2課は新手の振り込め詐欺とみて捜査。2人は、別の詐欺事件で起訴された男5人とともに、女性ら計7人から計約800万円をだまし取ったとみて調べている。

 同課によると、両容疑者は4月下旬、携帯電話の懸賞サイトに応募した女性(31)に「賞金20万円とゲーム機が当たった」とメール送信。「受け取るには、クレジットカードローンの金利調査のモニターになる必要がある」と持ち掛け、借りさせた計約150万円を木内容疑者の口座に振り込ませた疑い。

 2人は「金は振り込み確認後すぐに返金する。あわせて賞金も送る」と話して、信じ込ませたとされる。

 石津容疑者は「懸賞サイトの応募者のリストを韓国人から買った」と供述しているという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008120301000764.html