2008年12月03日(水) 14時54分
麻生首相「署名記事じゃないだろ?」 ぶらさがり詳報(産経新聞)
麻生太郎首相は3日昼、首相官邸で記者団に対し、雇用対策などのため今後3年間で10兆円の予算特別枠を設ける案が浮上しているとの一部報道について「署名記事じゃないだろ? そういう話は全然知らない」と述べた。ぶらさがり取材の詳細は以下の通り。
主張、政策…「党首力」で小沢氏に逆転された首相 世論調査
【雇用対策】
−−雇用対策について、3年間で10兆円の特別枠を設ける、との一部報道があるが
「雇用対策で、3年間で10兆円?全く知りません」
−−昨日の閣議後、首相が二階俊博経済産業相、金子一義国土交通相とそういう話をしていたと…
「と、読売新聞がいってんの?朝日(新聞)がいってんの?朝日の誰がいったニュースか教えて?署名記事じゃないだろ?そういう話は全然、知りません」
−−追加雇用対策は自民党などで検討しているが途中段階ということで…
「はい。途中段階」
【自民党税調幹部との朝食会】
−−今朝、首相は自民党税制調査会幹部と会っていたが、どのような話をしたか
「今、いろいろ党税調の話やらなんやらってのは、だいたい、(例年)この時期に何回か話し合いをするんだと思います。意見交換をしました」
−−党税調会長の津島雄二元厚相が、財政規律も大事だが一方で経済対策も大事である、と。相反する内容がまとまらない場合は、首相の判断を仰ぐ、との発言があったようだが
「そら、ありますよ。まとまらない場合は」
【前中国外交部長表敬】
−−今日午前、首相官邸で李肇星・前中国外交部長の表敬を受けたが、首相が外相当時のカウンターパートに対し、どのような印象を…
「旧交を温めたというのかな。ちょっと待てよ…、2年(前)?(平成18年)5月のカタール・ドーハ。あれが最初の日中外相会談が、正式に再スタートしたのが、カタールのドーハ。それまで(日中間は)ずいぶん難しい関係でしたから。それが、最初の相手が李肇星。あれからですね、ずいぶんいろいろやりあった仲ですけど、英語もできましたし、われわれとしては結構、意見の交換ができました。あの人と。いろいろこの2年半、時代は変わったな。日中首脳…、今年だけで5回か?」
(首相秘書官)「相互訪問が5回です」
「ね、5回。今までとは考えられない時代になったね」
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