天皇、皇后両陛下は2日午前、東京都北区の都障害者総合スポーツセンターを訪れ、障害者が競技の練習に取り組む様子を視察された。
両陛下は毎年、障害者週間にちなみ障害者施設を訪問している。これまでは授産施設を訪れることが多かったが、今年はスポーツ施設を選んだ。
白い目標球により近いところを狙って球を投げたり転がしたりするパラリンピックの正式競技「ボッチャ」や、音がする球を使った視覚障害者の卓球「サウンドテーブルテニス」を、試合形式で練習する様子を見て回った。
陛下は、今秋の全国障害者スポーツ大会で優勝したサウンドテーブルテニスの選手に「昔は大会に毎年行っていました」と皇太子時代の活動を振り返り、「当時は(練習場所が)あまりなかったですね」と話し掛けた。