2008年11月30日(日) 20時04分
<裁判員制度>候補通知2カ月前誤送付 長野・野沢温泉村(毎日新聞)
来年5月に始まる裁判員制度で、最高裁が候補者へ一斉通知した11月28日より2カ月も前に、長野県野沢温泉村が誤って村民8人に、候補者に選ばれたことを通知する文書を送っていたことが30日分かった。
村総務課によると、長野地裁からの依頼で9月、村選挙管理委員会が有権者名簿からくじで候補者を選んだ。その際、村が通知するものと勘違いし、独自に文書を作成、10月1日に発送した。文書には「裁判員候補者として選ばれました」などと記載したという。
発送後に誤りに気付き、長野地裁から注意を受けて、8人におわびの文書を送った。同課は「申し訳ない。今後、個人情報の管理を一層徹底したい」と話している。同村は9月現在の有権者3514人中、裁判員候補として8人が割り当てられていた。【渡辺諒】
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