2008年11月29日(土) 16時02分
裁判員制度:「市民の視点で変化も」 宮崎日弁連会長が会見、制度に期待 /滋賀(毎日新聞)
最高裁が28日、来年の裁判員候補者約29万5000人に通知を発送したのを受け、日本弁護士連合会の宮崎誠会長は同日、大津市で開かれた近畿弁護士会連合会人権擁護大会に出席後に会見。「有罪率99%の中で有罪慣れし、ともすれば被告人の弁解を疑いがちになる裁判官とは違う視点で市民が参加することで、これまで問題の多かった日本の刑事裁判が大きく変わる」と同制度への期待を強調した。
また、同席した福島康夫・日弁連副会長らが、同制度運用での改善点の紹介や、同会が法曹人口の増員を進めながら質的な強化を図る立場でいること、取り調べでの可視化では全過程の録画が必要などと同会の見解を発表した。【後藤由耶】
11月29日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000213-mailo-l25