2008年11月29日(土) 22時15分
「派遣切り」の電話相談、大阪でも相次ぐ(産経新聞)
年末を機に派遣契約の解除の急増が予想されるとして、個人加盟の地域労組でつくる「全国コミュニティ・ユニオン連合会」(全国ユニオン、東京)が29日、全国11カ所で開設した無料の電話相談「派遣切りホットライン」。大阪でも契約打ち切りや給料遅配に関する相談が相次いだ。
大阪市のホットラインには「おととい契約を打ち切られた」「契約を途中で切られた場合、雇用保険の失業給付はいつから受けられるのか」などの深刻な声が寄せられた。派遣社員だけでなくパートや正社員からの相談もあり、兵庫、岡山、福井などの他県からも電話があったという。
5年前から製造業に従事している50代の派遣社員の女性は、「派遣元から業績が悪く、仕事がないので、2カ月更新の契約を1カ月で打ち切りたいと告げられた」。また、テレホンアポインターのパートをしている60代の女性は、会社から「給料を払えない」と言われ、10月分の給料を受け取っていないと訴えていたという。
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全国ユニオンが「派遣切り」電話相談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000548-san-soci