2008年11月29日(土) 13時08分
<和牛商法詐欺>6人を再逮捕 新たな容疑で(毎日新聞)
「ふるさと牧場」(東京都港区)による和牛商法の詐欺事件で、警視庁生活経済課は29日、1億4200万円分を新たにだまし取ったとして、東京都港区芝浦2、同社社長の相田勇次被告(78)=既に詐欺罪で起訴=ら6人を詐欺容疑で再逮捕した。立件総額は約3億4000万円になった。
調べでは、相田容疑者らは資金繰りが破綻(はたん)して預託契約金などを支払えないのに、神奈川県藤沢市の無職女性(61)ら7人に対し、「牛の飼育を委託すれば、2年コースで予定利回り7.8%が受け取れる」などとうその書かれたパンフレットを郵送し、03年6月〜07年4月、47回にわたり計約1億4200万円を振り込ませて詐取した疑い。
押収した帳簿などによると、全国約1万4000人から集めた約387億円のうち、約160億円を約9000人に返還したが、残る約226億円は未返還となっていた。また約139億円を不動産への投資などにあてていたが、約61億円は未回収で焦げ付いた状態になっていた。【武内亮】
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