記事登録
2008年11月27日(木) 00時00分

新銀行東京融資詐欺 元行員ら3人を再逮捕産経新聞

 新銀行東京の融資金詐欺事件で、別の不正な融資を行ったとして、警視庁捜査2課は26日、詐欺容疑で、同行元池袋出張所行員、青木千代美被告(56)ら3人=いずれも詐欺罪で起訴=を再逮捕した。また新たに融資先企業の役員ら3人を逮捕した。

 青木容疑者は融資の手数料として150万円を受領。これまでに計5件の融資で計360万円の手数料を受け取っていたことが判明した。

 新たに逮捕されたのは、自動車部品販売業「ブロードリバー」(東京都豊島区)取締役、小川智之容疑者(28)=埼玉県入間市=ら3人。

 調べでは、青木容疑者らはブ社に営業実態がないのに、2年間の売上高を計5億2300万円とする虚偽の決算書などを同出張所に提出。平成18年11月下旬、現金約5000万円を融資させてだまし取った疑い。融資金は400万円が返済されただけで、残りは焦げ付いた。

 青木容疑者ら3人は給排水設備事業会社「リフレックス」(中野区)名義で、同行から5000万円の融資金を詐取したとして詐欺罪で起訴されている。

【関連記事】
新銀行東京融資金詐欺 別の詐欺容疑で元行員ら再逮捕へ
70億円の赤字も再建計画通り 新銀行東京の中間決算
元行員ら6人起訴 新銀行東京詐欺事件
【新銀行東京・融資詐欺】「三菱東京」も焦げ付き マルチ業者も関与
都知事は国会で説明を 新銀行東京で民主・菅氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081126-00000605-san-soci