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2008年11月26日(水) 16時42分

元モデルに懲役2年6月 同居男性への傷害致死罪東京新聞

 東京都大田区のマンション自室で同居していた男性をナイフで刺して死亡させたとして、傷害致死罪に問われた元モデルの会社役員木村衣里被告(32)に東京地裁(秋葉康弘裁判長)は26日、「果物ナイフをしっかり握り締めて刺したと認められ、責任能力にも問題はない」とし、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。

 木村被告は「当時の記憶がなく分からないが、自分の意思で大切な彼を傷つけることは絶対にない」と、起訴事実を否認していた。

 判決によると、木村被告は1月26日朝、自室で無職藤家英樹さん=当時(53)=の背中を果物ナイフで1回刺し、死亡させた。

 木村被告は以前、モデル活動をしていたほか、女優としてビデオ専用映画に出演していた。

 今年2月に殺人容疑で逮捕された後、「記憶がない」と供述。東京地検は精神鑑定の結果、刑事責任能力に問題はないと判断したが、「殺意の認定が困難」として傷害致死罪で起訴していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008112601000519.html