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2008年11月25日(火) 00時00分

名作小説 無料で読む読売新聞


ノートパソコンで小説が楽しめる

 読書の秋。図書館や書店に出かけなくても、パソコンの「青空文庫」なら、手軽に電子書籍が楽しめる。

 約7900点もの小説がすべて無料。専用ソフトを入れるだけで、いつでも、どこでも名作が楽しめる。縦書きで表示もできて読みやすい。(笠原大輔)

STEP1  「青空文庫」へアクセス

 「青空文庫」のサイト「http://www.aozora.gr.jp/」にアクセス。著作権切れの作品など約7900点の小説があり、自分のパソコンにダウンロードして読める。作家別と作品タイトル別に検索できる。

 読みたい小説が見つかったら、作品紹介の「図書カード」に移動する。「ファイルのダウンロード」欄には、最大で4種のファイルがある。単純なテキスト、ブラウザーで見られる「XHTMLファイル」、無料専用ソフトをダウンロードして読む「エキスパンドブックファイル」と「TTZファイル」のいずれかがある。主にボランティアが作業してファイルを作成している。

STEP2  縦書きで読みやすく

 せっかくだから、無料の専用閲覧ソフトを使って、縦書き表示で楽しみたい。「T−Time」は、読みやすい書体で表示してくれ、目次やしおり機能もある。ダウンロードサイト「http://www.voyager.co.jp/software/index.html」で「T−Time」の文字をクリック。次のページで「Windows」をクリックし、名前とメールアドレスを入力してダウンロードする。

 作品に、T−Time向けのTTZファイルがある場合は、それを縦書きで読むと、普通の読書に近い感覚が得られる。そのファイルがない場合は、普通のテキスト形式を縦書きで読むこともできる。

STEP3  携帯電話や「iPod」でも

 ページを進めるには、キーボードにある左右を向いた矢印のキーを押すだけ。マウスでページ画面の左右の端をクリックしてもいい。画面の文字が小さければ、大きくしたり、文字や背景の色を変えたりと好みの設定もできる。字間や行間、段組みなど細かな表示設定も可能だ。

 読書を途中でやめる時は、「付箋(ふせん)を貼(は)る」機能で、ページを記録しておけば、次からスムーズに同じページを開ける。

 専用の閲覧ソフトを入れれば、携帯電話やiPodでも小説が楽しめる。作品は徐々に増えているので、通勤のお供にするのも楽しい。

著作権切れなど7900点 著作権切れや掲載許可を得た小説など約7900点の名作が、すべて無料で見られる。 無料の専用閲覧ソフトをインストールすれば、わかりやすい縦書きの表示で読める。
どこでも美しい書体で

iPhone 8GB
 3.5インチの画面が大きくて、見やすいアップルコンピュータの携帯電話。英語版の無料閲覧ソフト「Stanza」をインストールすれば、青空文庫内の小説が読める。横書き表示だが、見やすい書体で気軽に読める。音楽や動画を持ち運んで楽しむこともできる。

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