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2008年11月25日(火) 03時12分

三洋株買収、1株120円…パナソニックが金融3社と協議読売新聞

 三洋電機の子会社化を目指すパナソニックと、三洋の大株主である米証券大手ゴールドマン・サックス(GS)グループなど金融3社が、三洋株の公開買い付け(TOB)価格を時価(21日終値160円)より安い1株120円程度とする方向で協議を始めたことが24日、明らかになった。

 パナソニックは三洋株の過半数を取得する予定で、買収額は取得株数に応じて3000億〜5000億円台になる見通しだ。

 GSと大和証券SMBC、三井住友銀行の金融3社は、普通株に換算すると三洋の発行済み株式数の約7割に当たる優先株を保有している。通常のTOBは市場価格に一定額を上乗せして取得するが、パナソニックは、優先株を普通株に転換すれば株式数が約3倍に膨らんで株価が下がると予想されることや、三洋の資産査定に基づく収益性などを考慮し、1株120円程度が妥当と判断した模様だ。

 ただ、GSは同250円程度で売却したい意向とされ、交渉が難航する可能性もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000042-yom-bus_all