【モスクワ23日共同】ロシア通信によると、在グルジアのポーランド大使館当局者は二十三日、グルジアのサーカシビリ大統領とポーランドのカチンスキ大統領の車列が同日、グルジア・南オセチア自治州の境界付近で銃撃されたと述べた。両大統領は無事という。AP通信によると、負傷者はいない。
カチンスキ大統領に同行したポーランド政府高官は、ポーランドのテレビ局に対し「ロシア側からの発砲に違いないが、空に向けて発砲されたのか、われわれに向けられたのかは確認できない」と述べたという。
カチンスキ大統領は、グルジアでシェワルナゼ前政権を倒した政変「バラ革命」の五周年に合わせてグルジアを訪問していた。八月のロシアとの武力衝突によるグルジア側の避難民のキャンプに向かっていたという。