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2008年11月24日(月) 00時00分

所持品の多くが状況と一致 車のナイフやスニーカー中国新聞

 警視庁が銃刀法違反容疑で逮捕した小泉毅こいずみ・たけし容疑者(46)が、出頭時に乗っていた車から見つかった血の付いた複数のナイフやスニーカー。元厚生次官ら連続殺傷事件の犯行状況と一致するものが多く、警察当局は小泉容疑者が認めている連続殺傷事件への関与を裏付けるとみて調べている。

 小泉容疑者は二十二日夜、警視庁に「事務次官を殺した」と出頭。調べに、さいたま市の山口剛彦やまぐち・たけひこさん(66)夫妻殺害と東京都中野区の吉原健二よしはら・けんじさん(76)の妻靖子やすこさん(72)襲撃への関与を認めたという。

 車内にあったのはサバイバルナイフなど刃物八本、スニーカー数足。うち一足の靴底は、吉原さん宅周辺で採取された足跡とほぼ一致。逮捕容疑となった刃物は刃渡り約二十センチで血が付着しており、一部内臓まで達していた山口さん、靖子さんの外傷と矛盾しない。

 また血の付いた手袋も見つかり、山口さん宅で犯人の指紋が残っていないことと符合。靖子さんは襲撃犯について「宅配業者を名乗り段ボール箱を持っていた」と証言、山口さん夫妻を殺害した犯人も宅配業者を装ったとの見方が強い。車には複数の段ボール箱が積まれており、一つは吉原さんあての配達伝票が張ってあった。事件の際に使った可能性が高い。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811240051.html