【カイロ23日共同】紛争地域が多いアフリカでの平和維持活動(PKO)要員の教育訓練を目的とするエジプト政府のアフリカ紛争解決・平和維持カイロ地域訓練センターの講習会が二十三日、首都カイロで始まり、日本の自衛官ら三人が教官として参加した。PKO要員の訓練を行う外国機関に自衛官が講師として参加するのは初めて。
講習の対象者は、スーダンやコンゴ、ルワンダなど十カ国の軍人、警察官、外交官ら約三十人。約二週間の講義は軍事理論、予防外交、国際法など。陸自の
スーダンから参加したマエン・マロウ駐エジプト公使は「(第二次世界大戦後)見事な復興を遂げた日本の経験、知識に学びたい」と期待を示した。