シドニー、アテネ両五輪の競泳自由形などで計5個の金メダルを獲得したイアン・ソープさん(26)が23日、ゆめタウン広島(広島市南区)であったトークショーで、五輪の思い出などを語った。スーパースターの素顔に約500人が接した。
ソープさんは「過酷な練習があったからこそ想像以上の喜びがあった」と、初めて金メダルを獲得した時を振り返った。1週間で120キロ以上も泳ぎ、プールの外でも1日15時間のトレーニングをして極限まで体を鍛えた経験を明かした。
ソープさんに関するクイズに正解し、直筆サインを手渡された大学生の沖吉真実さん(22)=広島県海田町=は「ハグもしてもらった」と声を弾ませていた。
【写真説明】ファンと握手を交わすソープさん(右)