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2008年11月24日(月) 10時00分

大麻NO!大学が未然防止策中国新聞

 東京などの大都市で大学生による大麻の栽培・売買事件が相次ぎ発覚した事態を受け、広島県内の大学が未然防止策に乗り出している。ポスター掲示や講習会開催にとどまらず、職員のビラ配りによる注意喚起の徹底や、健康診断の厳格化を検討する動きもある。

 「ダメ。ゼッタイ。NO!DRUGS」。広島修道大(広島市安佐南区)は19日、学内3カ所にこう訴えるポスターを掲示した。大麻汚染に対する大学生の危機意識の低さを挙げ、警告する内容。休講などを速報する携帯電話用のサイトにも文書を載せた。大麻の所持、栽培が発覚すれば「厳しい態度で対処する」と注意を促す。

 ポスター掲示は、広島工業大(佐伯区)も10日から始めた。近く、朝の通学時にスクールバスから降りる学生へ教職員がビラ配りを配る方針を決めた。広島経済大(安佐南区)は20日、学生専用のホームページに「警告文」を掲載した。「軽い気持ちで一生をふいにすることがないように自覚ある行動を」と呼び掛けた。

 対策を打ち出していなかった大学も動き始めた。学生約1万3000人を抱える広島大(東広島市)は、保健管理センターが学生や教職員を対象にした講演会を開く方針を決めた。

【写真説明】学内掲示板に張り出された大麻汚染を警告する広島修道大のポスター

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811240010.html