広島県北広島町川戸地区で盛んだった炭焼きを次世代に伝えようと、地元の住民グループ「曙同志会」が炭窯を作った。23日はメンバー15人が初めての炭の窯出しをして、炭の出来栄えを喜び合った。
赤土で塗り固めた炭窯は幅約2メートル、奥行き約3メートル。10月中旬に町の補助を受け、30—80歳代の約30人がメンバー所有の山林を整備し、設置した。今月3日に火入れ。出来上がった長さ約85センチの木炭計約250キロを、この日に窯から取り出した。
同志会は今後、子どもたちの体験の場としても炭窯を活用する。
【写真説明】炭窯から取り出した木炭を手に昔を懐かしむメンバーたち