井笠地域の食材を使った新作料理レシピ集の第1弾「あなたに伝えたい井笠のあじ 秋の巻」が出来上がった。子ども劇場笠岡センター(笠岡市)など子育て関係の市民団体でつくる実行委が文部科学省の委託を受け製作。完成記念の試食交流会には乳幼児連れの母親を中心に約150人が参加した。食育と地産地消の輪が広がりつつある。
レシピ集は、はがき大28枚のカード式。料理の写真を表に載せ、裏に調理法が書いてある。笠岡市で水揚げされるモガイ入りのちらしずし▽井原市産のキノコや里芋のみそ汁▽養鶏や酪農家が多い地域性を生かした鶏肉ハムや乳酸飲料▽米粉クレープ—など主菜からおやつまで28種類が載っている。
農漁業関係者でつくる井笠の味づくり研究会(花木美世子会長)や、おかやまコープなど井笠地域の5団体がアイデアを出し合い、比較的簡単で安全・安心、子どもも食べやすい料理を収録した。
来年2月に第2弾「冬の巻」も予定している。レシピ集「秋の巻」は500セット製作。無料で分ける。子ども劇場笠岡センター=電話0865(63)4955。
【写真説明】<上>乳幼児を連れた母親たちでにぎわった井笠のあじ試食交流会 <右>出来上がったレシピ集「あなたに伝えたい井笠のあじ 秋の巻」