【北京24日共同】南北将官級軍事会談の北朝鮮代表は二十四日、開城観光と南北の列車往来などを十二月一日から中断、開城工業団地と金剛山観光地区の要員を選別的に撤収させ、往来も厳格に制限すると韓国側に通告した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮の軍当局は十二日に、南北の往来を十二月一日から「厳格に制限、遮断する」と通告しており、今回は具体的措置を明らかにしたことになる。二〇〇〇年六月の第一回南北首脳会談以降、すそ野を拡大してきた南北交流は、首脳会談以前の状態に後退することになりそうだ。
また、北朝鮮の軍部が軍事境界線の南北往来の厳格な管理に乗り出したことで、同境界線一帯を含む南北の軍事的緊張が高まる懸念もある。