元厚生次官ら連続殺傷事件を捜査している警視庁は二十三日未明、銃刀法違反(携帯)の疑いで、「事務次官を殺した」と言って同庁本部に出頭した無職
警視庁と埼玉県警は二十三日午前、東京都中野区の元次官
警察当局によると、小泉容疑者が所持していたスニーカーの靴底が、吉原さん宅周辺の足跡とほぼ一致した。
警視庁によると、同容疑者は二十二日午後九時二十分ごろ出頭。警視庁は二十三日午前二時四十五分、任意同行した麹町署で逮捕した。同容疑者は「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」などと話したという。
逮捕容疑は、東京・霞が関の警視庁本部正面玄関に乗り付けた車の中で、刃渡り約二十センチの血の付いたナイフ一本を携帯した疑い。小泉容疑者は「自分のものに間違いない」と供述、警視庁はこのナイフが連続殺傷事件に使われたとみている。
ナイフは後部座席の足元に巾着袋に入れてあり、片刃で、柄の部分まで血が付いていた。車内からは血の付いた手袋やサバイバルナイフ、段ボール箱、スニーカーなどが発見された。
連続殺傷事件は、十八日午前、さいたま市の
小泉容疑者は出頭時「コイズミ・ツヨシ」と名乗っていたとされたが、警視庁のその後の調べで、名前は「タケシ」と判明した。
【写真説明】<上>銃刀法違反容疑で逮捕され、東京・麹町署から警視庁に移される小泉毅容疑者(中央)=23日午前4時3分
<下>小泉容疑者の自宅を捜索する警視庁の捜査員=23日午前10時36分、さいたま市北区