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2008年11月23日(日) 21時39分

「年金テロではない」 容疑者か、TBSにメール中国新聞

 警視庁に銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅こいずみ・たけし容疑者(46)のものとみられるメールがTBSに送られていたことが二十三日、分かった。送信は同容疑者の出頭前で、「年金テロではない」「最初から逃げる気はない。今から自首する」などと書かれていた。

 小泉容疑者が出頭したのは二十二日午後九時二十分ごろで、TBSによると、メールは同日午後七時九分に送信されていた。氏名欄などに「元厚生次官宅襲撃事件」と表題が書かれていた。

 「今回の決起は年金テロではない!」と始まり、「34年前、保健所に家族を殺された仇討ちである」「やつらは今も毎年、何の罪の無い50万頭ものペットを殺し続けている。無駄な殺生をすれば、それは自分に返ってくると思え!」などと記されていた。

 小泉容疑者は警視庁に対し「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」と供述。父親(77)も「息子が小学生のころ、野良犬を飼ったが、ほえるので保健所に連れて行った」と話している。

 また、事件後一部で「犯人は右利き」と報道されたことに反論するかのように「私は左利きである」と記したり、二つの事件で同じ刃物を使ったとの書き込みもあった。

 TBSは、担当者が二十三日朝に気付き、同日昼のニュースで報道。「警察から要請があれば提出する」としている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811230262.html