広島西署管内で、二輪が絡む死亡事故が、今年に入って7件発生している。昨年同期比で5件多く、近年、最悪のぺース。同署は、取り締まりや夜間パトロールを強化し注意を呼び掛けている。
西署によると、国道2号や県道、バイパスなど、すべて幹線道路で発生。交差点内で車と衝突したケースが4件と最多で、壁に衝突した単独事故などが3件だった。
交差点内の事故形態は、直進の二輪と右折車との衝突が3件。夕方から深夜の視界の悪い時間帯に発生している。西署は、交差点内の別車両や後続車のライトなどの影響で、車が二輪を発見しにくくなり、事故につながったとみている。
広島県内で今年発生した二輪の死亡事故33件のうち、7件(21%)を西署管内で占める。