福山大学と中国新聞社の連携シンポジウムが22日、福山市丸之内の福山大学社会連携研究推進センターであった。8日にオープンしたセンターの開館記念行事の一つで「地域の若者に期待する」をテーマに牟田泰三学長ら5人のパネリストが意見交換した。
牟田学長のほか、中国新聞備後本社の兼重収代表、JFEスチール西日本製鉄所福山地区の赤石幹雄総務部長、喜多流能楽師の大島衣恵氏、ゲタリンピック実行委員会部会長の徳永明彦氏が、若者をまちづくりに呼び込む方策や、企業が求める若者像などを話し合った。
福山市には2大学1短大があるが、地元企業へ就職する割合が少ないという。徳永氏は「福山のモノづくりの歴史を知れば、地域の企業への関心も増すのでは」と指摘。大島氏は「歴史や文化を知ることで町づくりにも興味を持つ」とした。
【写真説明】若者のまちづくり参加や人材づくりを話し合ったシンポジウム(撮影・増田智彦)