庄原市内の国・県・市指定の無形民俗文化財が一堂に会す民俗芸能大会が22日、西本町の市民会館であった。地域に受け継がれてきた伝統芸能に触れようと、約700人が詰め掛けた。
8団体265人が「花田植」や民謡などを上演。板橋町の西原八幡神社に伝わる市指定の神儀では、子どもがかぶとの形の髪飾りを付け太鼓を打つ「舞打」を演じた。東城町と西城町で受け継がれる国指定の比婆荒神神楽では、保存会が「猿田彦舞」を披露。演者が力強く刀や長刀を振り回すと、盛んな拍手が送られた。
【写真説明】西原八幡神社の「舞打」を披露する子どもたち