22日午前11時ごろ、三重県四日市市の東名阪自動車道上り線で観光バスなど4台が絡む多重衝突事故があり、バスの乗客ら47人が病院に運ばれた。ほとんどが軽傷とみられる。
バスの運転手(25)は「遠くの車列の渋滞に気を取られ、ブレーキが間に合わなかった」と話しており、県警高速隊は自動車運転過失致傷の疑いで事情を聴いている。
県警高速隊によると、バスは兵庫県姫路市の神姫観光バス。バスの乗客42人全員と添乗員ら3人、乗用車の2人が搬送された。バスは渋滞のため停車した大型トラックに追突、前方の乗用車や別のトラックが絡む玉突き衝突となった。
神姫観光バスによると、バスは同日午前、姫路市を出発。静岡県の熱川温泉への1泊2日のツアーの途中だった。
現場は鈴鹿インターかた北約3キロ。2車線の追い越し車線側で緩やかな下り坂。
(共同)