2008年11月22日(土) 12時31分
<ノキア>日本で携帯電話事業に参入へ 端末メーカーで初(毎日新聞)
携帯電話端末世界最大手のノキア(本社・フィンランド)は09年3月にも日本で携帯電話通信事業に参入する。NTTドコモから通信回線を借り、MVNO(仮想移動体通信事業者)として、独自の通信サービス事業を始める。携帯端末メーカーが通信事業を手掛けるのは国内では初めて。
ノキアは2月から、富裕層を対象にした1台数百万円の高級携帯端末ブランド「ヴァーチュ」の販売を始め、3月に通信サービスを開始するとみられる。ヴァーチュは貴金属などを使った高級端末で、世界の約50カ国で販売されている。ブランド力を高めるため、独自の販売網を作り、通信サービスでもドコモから回線を借り、専用のサービスや料金を設定する方針。将来、価格の安い普及機種を投入する可能性もある。
ドコモと競合しないよう、「iモード」や、携帯向け地上デジタル放送「ワンセグ」などのサービスは提供しない方向だ。【前川雅俊】
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