日産自動車は22日、12月初めの発売に先駆けて、全面改良した伝統的なスポーツカー「フェアレディZ」を東京都内で公開を始めた。新型Zを国内で披露するのは初めて。1969年の登場から6代目となり、約6年4カ月ぶりの全面改良となる。
スポーティーな流線形のデザインにし、鋭くとがった形状の前照灯とテールランプを採用。車体の全長は約4・2メートルと、現行モデルよりやや小さく、前後タイヤ間の距離も約10センチ短くすることでハンドリング性能を向上させたという。
排気量3700CCのエンジンを搭載する見通し。車両価格は公表していない。米国では「370Z」の車名で、来年1月に発売する。
日産は、業績不振に陥っていた00年8月にフェアレディZをいったん生産中止したが、「日産再生の象徴」として現行モデルを02年7月に復活させて発売した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081122-OHT1T00246.htm