東京23区の公立小学校6年生の37%が私立中学や中高一貫校の受験を希望していることが22日、ベネッセ教育研究開発センター(東京)の調査で分かった。
調査は2007年12月、小6の保護者約850人を対象に実施した。
受験を希望する学校の種類(複数回答)では私立が67%、公立中高一貫校が42%、国立大付属が10%だった。1999年度に制度化された中高一貫校の公立校が都内では相次いで開校し、人気を集めた形だ。
公立一貫校を第一志望とする児童の83%が受験するのは「一校だけ」と回答。私立・国立中学が第一志望の場合は、その半数が「4校以上」受験すると答えた。
受験を言いだしたのは母親が48%でトップ。子どもが35%で、父親は13%だった。
同センターは「公立中高一貫校は論文などが選考の中心で、ペーパー試験のある私立とは受験対策が異なり併願が難しい。私立は試験日が分散し、複数受験が増えているのでは」とみている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081122-OHT1T00205.htm