2008年11月22日(土) 00時53分
同意人事で政府もたつき 民主好機(産経新聞)
政府が21日、国会同意人事案で公正取引委員会委員に上杉秋則・元公取委事務総長を充てる案を撤回したことを受け、民主党など野党では、政権運営のもたつきぶりを冷笑する空気が広がっている。特に、民主党は、独自調査で「偽装経歴」を確認し、政府の方針転換を促しただけに、今後の国会運営では一段と攻勢を強める考えだ。
民主党は20日までに、上杉氏について、不同意にする方針を決定した。これにより、共産、社民、国民新の野党3党も、不同意に回った。
鳩山由紀夫幹事長は21日の記者会見で、政府対応について、「このような大失態が平然と行われていることは、いかに政府・与党が無責任であるか、極めていい加減な人事を行おうとしていたか、ということを如実に物語るものだ」と、批判のボルテージをあげた。
また、国民新党の亀井久興幹事長も国会内で記者団に、「弁護士の資格を持っていないのに、弁護士という名称を公に使っていた。もっと慎重にやるべきだ」と、政府の取り組みに疑問を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000504-san-pol