札幌大(札幌市)が資産運用を目的とした金融取引で10月末現在、約20億円の含み損を抱えていることが21日、分かった。同大は今後、学生や父母に状況や見通しについて説明する予定だが「学校運営の経費とは別に運用しているので、学校運営には影響はない」としている。
札幌大によると、資産運用は国内の証券会社を通じ、総額約79億3000万円を仕組み債や投資信託、国債で行っている。金融危機や円高の影響で評価額が下がったが、長期保有を目的としており、融資などを受ける予定はないという。
私立大による資産運用は、駒沢大(東京都世田谷区)が約154億円の損失、立正大(東京都品川区)も含み損約148億円を抱えていることが判明している。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081121-OHT1T00282.htm