元厚生次官宅襲撃事件を受け、国立国会図書館(東京・永田町)は20日朝から、厚労省職員やOBの個人情報が掲載された職員録の閲覧を禁止した。
同館によると、閲覧できなくなったのは、1977年〜2008年の旧厚生省と厚労省の職員録5種類約35冊。厚労省から19日に、「善処をお願いしたい」と電話があったという。同館総務課は「住所などが掲載されていた場合、個人の生命にかかわると判断した」としている。
また、厚労省内にある国立国会図書館支部厚労省図書館は20日、他の中央省庁内にある26支部に対しても、職員録の閲覧禁止を文書で要請。厚労省図書館は「人命にかかわる同様の事件が連続する可能性が懸念されるため」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081118-5344510/news/20081120-OYT1T00762.htm