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2008年11月20日(木) 00時11分

2010年代前半に着工 リニア建設でJR東海社長中国新聞

 JR東海の松本正之まつもと・まさゆき社長は十九日、名古屋市で記者会見し、首都圏—中京圏間で二〇二五年の開業を目指すリニア中央新幹線について一〇年代の前半に着工したいという考えを示した。

 松本社長は「工事は少なくとも十年はかかる。(着工は)早ければ早いほど良い」と述べた。

 リニアをめぐっては、JR東海が南アルプスを貫く直線ルートでの建設を目指す一方、長野県が南アルプスを迂回うかいするルートを要望するなどしており今後は関係自治体との調整が焦点となる。松本社長は、地元との調整は「できる限り丁寧にやっていきたい」と強調した。

 同社は十月、リニア建設は可能とする地形地質調査の報告書を国土交通省に提出した。国交省が年内にも指示を出す、輸送力や建設費など着工の前提となる残りの調査については「指示が出れば、できる限り早期に実施したい」と話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811200114.html