2008年11月19日(水) 19時42分
<電気コンロ>誤ってスイッチ入り火災167件(毎日新聞)
電気コンロのスイッチが誤って入り起きた火災が98年からの11年間で167件に上っていることが独立行政法人「製品評価技術基盤機構」のまとめで分かった。火災はスイッチのつまみが飛び出した構造の製品で起きており、各メーカーはリコール(無償改修)を実施している。
同機構によるといずれの火災も、電気コンロの上に段ボールなどの荷物を置いたケースで発生。体などがつまみに軽く触れてスイッチが入り、コンロ上の物や台所周辺が燃えた。ワンルームマンション一室が全焼した例もあった。使い続けてつまみが緩くなったのが原因とみられる。
火災は年々増加し、08年4月以降も14件発生。パナソニックなどメーカー12社は07年6月に協議会を発足させ改修を進めている。同機構は、改修されていない電気コンロを見たら協議会(0120・355・915)に連絡するよう呼び掛けている。【奥山智己】
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