2008年11月19日(水) 19時05分
<APEC>議長国のペルー大統領、金融危機打開に強い意欲(毎日新聞)
【リマ庭田学】APEC開催国ペルーのガルシア大統領は18日、「金融危機後に備えた初会合になることを意識しなければならない」と述べ、議長国として危機打開に強い意気込みを示した。AP通信が伝えた。大統領は金融危機を「成長過程の危機」とし、今回の会議で自由貿易のさらなる推進を図る考えを示している。
また、ワシントンで開かれた主要20カ国・地域(G20)による第1回緊急首脳会議(金融サミット)について、大統領は「G20は金融危機の本質を理解していない。APECこそ危機脱出のけん引役だ」と発言。APEC首脳会議で金融サミット首脳宣言よりも踏み込んだ危機対策方針を打ち出す意気込みを表明した。
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