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2008年11月19日(水) 00時13分

「宅配便…」と救助の人に=血に染まるエプロン−刺された元厚生次官妻・東京時事通信

 「宅配便…」。元厚生事務次官吉原健二さん(76)の妻靖子さん(72)は大けがを負う中、異変に気付き駆け付けた隣家の女性に、刃物で突然刺してきた男の様子を告げた。
 「吉原さんが倒れている」。女性は午後6時半ごろ、近所の男性(71)宅に駆け込んできた。男性が見に行ったところ、女性宅前の路上に吉原さんが両手で顔を覆い、あおむけに倒れていた。右胸の辺りが血で真っ赤になり、首の辺りも血で染まっていた。
 男性は肩をつかみ、「吉原さん」と名前を叫んだ。意識はあったようだが、顔色は青ざめ、返事はなかった。路上には血の付いたエプロンが落ちていた。 

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